ごあいさつ
この度、手塚会長の後任として引き継ぎました阪間です。
桜保全のために行う作業は、土作りや草刈り等の地道な積み重ねです。
この活動は、昨年度10周年を迎えました。これからも、ボランティアとして無理なく楽しみながらできるよう話し合いながら取り組んでいきたいと思います。
そして、いままで築いてきた桜を通した沢山のつながりを大切に、若い世代も含めた会員拡大も図りたいと思っています。
私達の活動へご支援ご協力をいただけますようよろしくお願いいたします。
平成29年4月
戸塚桜セーバー会長 阪間隆
故郷「柏尾川の桜」を永遠に引き継ぎたい
私は、かつての神奈川県鎌倉郡戸塚町の柏尾川の近くで生を承けました。柏尾川水系の水で産湯に浴し、この地で成長し、今も此処で暮らして80年近くになります。幼少の頃は柏尾川畔が遊び場でありました。春になれば桜の花が咲き、堤の両側にある桜がトンネルを形作り延々と連なり、桜の下ではゴザを敷いて花見を楽しむ人々で賑わっておりました。
昭和19年から20年の初めにかけて、先の戦争による燃料不足を補うため桜の木は伐採されてしまいました。でも、昭和20年代の後半になって新たに桜が植えられ、現在半世紀が経過しました。こんな折、戸塚区役所が主導して『桜セーバー』が発足し、私もメンバーの一員に加えていただきました。仲間の方々と勉強を重ねていくうちに、子どもの頃に信じ込んでいた“春になれば桜の花が咲く”という先入観は再考をするべきだと気がつきました。
ソメイヨシノが植えられてから半世紀余り、「柏尾川の桜は老齢期に達しておりこのまま放置すれば衰弱してしまう。いま手を加えなければ・・・」という時期に際会しています。
ソメイヨシノは寿命が60年とも云われていますが、例えば青森県の弘前城公園の桜は百年を経ても健在です。手を加えてあげれば、生育環境の良好なことと相まって長寿を保つことが可能であることが判明しているのです。柏尾川の場合は弘前とは環境が異なりますが、私たちは微力ながら往年の桜の名所の再現とこれを後世に遺すべく頑張って参ります。
戸塚桜セーバー名誉会長 阪間馨
2代目会長
?この度、会の設立から基盤を築くまで、私たちの会を強く牽引していただいた阪間会長の後任として会代表を引き継ぐことになりました。戸塚桜セーバー会員には、それぞれの長い人生経験や多方面での知識が豊富な方々もたくさんおりますので、ひとりひとりの英知を出し合い、会の活動の活性化をはかって行きたいと思います。
また、阪間名誉会長には引き続き会を指導していただき、役員・専門部会リーダーの協力を得て桜セーバーの活動をすすめていきたいと思います。戸塚区民が大切に守ってきた柏尾川の桜を未来の子ども達にとっても原風景となるよう、今後ともお力添えを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
平成26年4月
戸塚桜セーバー会長 手塚厚二