伊那・駒ヶ根

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2013年4月18日(木)、戸塚桜セーバー主催で樹木医の案内でめぐる南信州の桜見学研修の旅】を開催しました。
伊那・駒ヶ根の桜の名所を訪ね、古くから行われていた桜を守る人々の英知を学びました。

 

中曽根の権現桜 [長野県上伊那郡箕輪町大字中曽根(なかぞね)]

 樹齢1,000年の桜と言われ、樹の下に熊野権現の祝殿(いわいでん)があるので権現桜と呼ばれています。
また、枝の一部がよじれて一方の花は赤く他方は白く咲くその様子から、中曽根では夫婦桜とも呼ばれています。
幹には1902年(明治35年)の落雷による空洞があり、石などの詰め物がしてありました。

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高遠城址公園 (長野県伊那市高遠町東高遠)

高遠城は戦国時代に山本勘助が改修した城で、別名兜山城(かぶとやまじょう)ともいいます。
廃藩置県後、旧高遠藩士達が桜の馬場から桜を城跡に移植し、1875年 (明治8年)に高遠城址公園となったそうです。
植樹により増やした1,500本の「タカトオコヒガンザクラ」が咲き、日本3大桜の名所として、全国から花見客が訪れ賑わうことで知られています。
柏尾川でも実施した樹勢回復措置「不定根誘導」と共通するものがあります。

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勝間薬師堂のしだれ桜 (長野県伊那市高遠町東高遠)

高遠城址公園から南へ行くと、遠方からもりっぱなしだれ桜が数本目に入ります。
この樹は、勝間の里人が安政の頃にしだれ桜を植樹したもので、一番古いものは樹齢約140年にもなるそうです。
南アルプスの雪渓や薬師堂から?遠城址公園が見えます。

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光前寺のしだれ桜(長野県駒ヶ根市赤穂)

武田・羽柴家等の武将の保護を受け、特に徳川家からは地方寺院としては破格の六十石の寺領と十万石の名格を与えられるなど、隆盛をきわめたお寺です。樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた境内の、仁王門から大講堂付近を中心に、約70本のしだれ桜が植えられていました。仁王門近くに「樹勢回復手術(不定根養生中)」の桜が1本有りました。

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今年の桜は例年より開花が早く、タカトウコヒガン桜は満開の時期を過ぎていました。
これからしだれ桜が満開を迎えます。
樹勢回復・若木の植樹・周辺の保全活動など、次世代へつなぐ桜を植え守る人々の想いに共感しつつ帰路につきました。

2013.04